「家族は嵐 -Family is like a storm-」閉店後の不定期日記 250326

2025/03/27 ブログ

マツヤも人並みにというか他店並みにSNSやSEO、MEO対策というものを行っている。インターネット上の宣伝活動である。

 

以前には【平日限定】食べ放題・飲み放題プランが人気を博しているという話題もあったが、これも同様の理由なのかな?と思ってしまう、思いたくなる、ご家族連れの来店増加のお話である。

 

「食べ放題・飲み放題プランが何だか人気!?」閉店後の不定期日記 250305
https://kitchen-matsuya.com /blog/20250305-1362/

 

 

 

大型連休(GW)やお盆といった期間こそ以前よりご家族連れのご利用は多かった。しかし、他の期間や通常の土日祝といった休日も多かったかと言えば、実はそうでもなかった。子育てを終え、お二人の時間をゆったりと過ごされているような熟年から初々しい若年までの幅広いカップルや数名のグループといった客層の方が多かったりしていたのである。

 

あるいは旅行客。2005年に開催された『愛・地球博』(愛知万博)以降、「なごやめし」という言葉の誕生もあって伸びた名古屋への旅行客は2025年の現在も堅調で、とりわけ旅慣れた人ほど素泊まりで充分とばかりに伏見に多く点在するビジネスホテルを利用されるようで、そういった方々が(オフィス街につき)居酒屋は多いけれどもフツーの昼食や夕食、どうせなら名古屋名物となった際にマツヤを見つけてくださることも多かった。

 

 

 

話がちょっと脱線するが、伏見にビジネスホテルが多いのは、新幹線での移動時間が短縮傾向にあるとはいえ、主に関東からの出張や転勤が多いからである。関西からの出張で利用される方もおられるだろう。単身赴任も一般化した現在、名古屋は出張族・転勤族のメッカと言うべき地域であり、昔は名古屋へ転勤してくる独身男性を「ナゴチョン」と言ったものである(今でも言われるのだろうか)。この「ナゴチョン」には「お前も早く結婚しろよなー」といったニュアンスがほんのり忍ばされている。

 

こうした出張で月曜日の午前からお仕事開始となれば前日の日曜日から宿泊も充分あり得る。土地勘のない名古屋で食事できる店を探すとなれば、ホテル周辺を彷徨うか、フロントでお勧めしてもらうか、ネットを検索するか、であろうことを推測するのは容易い。そんな中でマツヤを知ってくださった「お一人様」も少なくないであろう。

 

「お一人様」閉店後の不定期日記 250109
https://kitchen-matsuya.com /blog/20250109-1340/

 

 

 

どちらにせよファミリーと言うよりはファミリー以外の客層が休日のマツヤを占めているという印象だったのだが、ここ最近は目に見えてファミリーが増えている。

 

そんな気がする…………といったレベルではない。

 

日によっては「あれ、ウチってファミレス?」と思ってしまうほどの増えようである。

 

これがSNSや各種インターネット対策の効果なのか?と思わざるを得ないが、これがハッキリしないのもインターネット対策の特有なところで、小さな仕掛けながらも様々を同時に行うために”何がどのように奏功したのか”を検証するのが少々難しかったりする。

 

店側でもお子様メニューを用意するとか、デザートメニューを拡充するとか、あるいは伏見駅や主要施設(名古屋市科学館)のデジタルサイネージ(看板)に動画広告を出したりしているので、そちらの効果もあったのかな?ということになる。

 

効果が発揮されるまでは諸々に手を出して販促活動するのだが、それが一定の効果を見ると次は効率化を図りたくなる。つまり、効果の大小を検証し、さほどの効果が得られないと判断できた策は終了させることを考えたくなるもの。それが一体どれなのかが判り兼ねている。まぁ、何かを終わらせるほど目一杯に奏功している訳でもないので、しばらくは継続ということになろうかと。

 

 

 

ここにきてようやくタイトルに関する内容へと繋がるのだが、平日の客層、即ち居酒屋的なオーダーに慣れているとファミリーのオーダーに面食らうことがある。

 

「とりあえずビール」に代表される居酒屋的なオーダーというのは、一度に全部の料理やドリンクを注文することはない。その時その時に必要な分をオーダーし、減ってきたタイミングで追加オーダー。これが繰り返される。これにより、来店時刻が重なり、オーダーが立て込んだとしても耐え切れることが多く、時間差も生じることから、その間に立て直しも図ることができる(その代わりにテーブルへの往復回数は格段に増える)。どちらかと言えばマラソン的な、多少のピークはあるものの、大体はなだらかに始まってなだらかに終わることが多いと言える。

 

対してファミリーのオーダーというのは一部の追加を除いてほぼ全部の料理やドリンクが一度にオーダーされる。3人家族や4人家族くらいならまだしも、祖父母も同席、双方の祖父母も同席、もしくは複数家族の集まりといった大所帯になるとオーダー数もかなりの数となる。ファーストオーダーで絨毯爆撃である。これが一般的な夕食時刻に集中して重なる訳で、大きなピークが急に訪れるのである。まさに嵐の到来。

 

これにより提供までにお時間を頂戴してしまうこともあり、申し訳ないところではあるのだが、そうでなくとも表向きは涼しい顔で接客しながら裏方ではてんてこ舞い(漢字で書くと「天手古舞」)しているのが内情だったりする。文字通りのリアルな汗をしっかりかく時間帯である。短距離走を連続して行っている感じでもあり、ピークが過ぎた後はしっかり疲れる。居酒屋的なオーダーに慣れていると、そのギャップに疲れるとも言えそうである。

 

言うまでもなく来客は嬉しいことなので、これを嫌がるって話ではないョ。

嬉しい悲鳴ってやつだネ。

 

1995年4月に三重県員弁郡東員町で開業した直営店「酒天童子ネオポリス店」は、そんなファミリー向け店舗だったので「あぁ、こんなオーダーの入り方だったなぁ」と、その開業時に店長だった頃を時折思い出してしまうのである。

 

 

 

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2024年までXに投稿していたマツヤ代表・鈴木の不定期な”日記”を2025年からはブログで呟くことにしました。

 

あくまでも心の内をボソっと呟くものにつき、敬語は用いず、「です・ます調」の表現も省き、敬称略となりますことをご了承いただきたく存じます。

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