「デリバリーに異変!?」閉店後の不定期日記 250314

2025/03/15 ブログ

デリバリーに異変が起きているようだ。

 

今年(2025年)1月までマツヤのデリバリー(主にUber Eats)は絶好調だった。昨年同月比較では1.2倍とか1.5倍といった勢いで伸びていた。しかし、2月になると陰りが見え、3月に入った途端に急ブレーキがかかった。どうしたのか……?

 

こんな時はまず自分達に落ち度があったか考える。しかし、これといって思い当たるフシはない。頂戴するレビューにも大きな変化はなく、ありがたいことに概ね好評である。

 

となると、デリバリー界隈の方に何かしら要因があるのかな?となる。

ちょっと調べてみた。

 

どうやら昨年から今年の初頭にかけて業績は好調なるも配達員不足で配達できない情況が増加していたらしく、配達員の報酬システムの改定(改悪?)も重なり、Uber Eats では配達員離れが起きていたらしい、と様々なニュース記事で確認することができた。炎上騒動もあったらしく、オーダー数の減少も起こっているとか。こうした事態が局地的ではなく全国的に起こっているとなれば事態は深刻である。

 

 

 

デリバリーの要は配達員である。店舗側でしっかり迅速に準備し、配達員の到着を待っても、その肝心の配達員が来なければ、そして確実に届けてくれなければデリバリー自体が存在し得ないからである。

 

普段から降雨や降雪といった日にも配達員の不足は感じていた。登録数は決して少なくないのだろうけれども、悪天候になると実働の配達員数が減少する。出前館など割と頻繁に「配達停止中」と受注タブレットに表示されてしまい、オーダーそのものが入らなくなる。通常はそのような事態になることがほとんどない Uber Eats でも天気によっては配達員の到着に時間がかかってるなぁと感じる時はある。

 

配達員不足による注文数の減少というのは、オーダーしたいのにできない利用側に加えて売上を伸ばしたくともオーダーが入らない店舗側という両方によろしくない影響を与える。まさに配達員が扇の要である証左と言えよう。我々では解決できない要素なのである。

 

今後これが慢性的に起こり、デリバリーの信頼そのものが低下してしまうなら、もしくは低下してしまったなら、デリバリー市場の行方は分水嶺を迎えるかもしれない。とりわけデリバリー専門店として無店舗営業をしているオーナーは深刻度が違うだろう。今後も継続できるのか?という不安がつきまとうことと察せられる。

 

 

 

こういう時は「先に始めたところ」が現在どうなっているのか知りたくなる。つまり、欧米のデリバリーはどうなっているのか。

 

これといったトピックは見つけられなかったが、「コロナ禍に急成長したデリバリーアプリ。ヨーロッパでは数社が入り乱れて、買収したり、撤退したりと、熾烈な競争を展開しています」とする2024年11月のコラム記事があった。

 

ヨーロッパのデリバリーアプリ事情 - 東芝テック株式会社
https://www.toshibatec.co.jp/column/oyakudachi/202411_rt_topics05.html

 

コロナ禍の時期に急拡大し、コロナ禍の収束に伴って急失速から撤退に至る企業も少なくないようだ。ならば、次は日本……という見方もできる。

 

また、実に的を射た記事も見つけた。

最も納得できる分析内容かと。

 

日本でフードデリバリーが伸び悩む理由、中国ネット「日本では必要がない」「そもそも…」- レコードチャイナ
https://www.recordchina.co.jp/b949939-s25-c30-d0052.html

 

 

 

急拡大を果たし、定着した日本のデリバリー市場もまた、今は潮目の変化を否応なしに迎えている、その途上といったところかもしれない。今後の動向に注目せざるを得ない。

 

 

 

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2024年までXに投稿していたマツヤ代表・鈴木の不定期な”日記”を2025年からはブログで呟くことにしました。

 

あくまでも心の内をボソっと呟くものにつき、敬語は用いず、「です・ます調」の表現も省き、敬称略となりますことをご了承いただきたく存じます。

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