「3月……一年の1/6が早くも終了」閉店後の不定期日記 250301

2025/03/01 ブログ

先月の初めに以下のブログを投稿した。

 

「2月……一年の1/12が早くも終了」閉店後の不定期日記 250201
https://kitchen-matsuya.com /blog/20250201-1354/

 

時が過ぎるのは早いねぇ~という他愛もない内容だが、そこからまた早くも1ヶ月が過ぎてしまった訳である。

 

 

 

当店に限ったことではないと思うが、商売で2月というのは、だいたいにおいて”渋い”月である。年末年始で散在した余韻がじんわり残り、寒さが厳しいと外出は控えがち。降雪などあればなおさらである。翌3月には送別会という、最近では忘年会をも上回る宴会シーズンを迎えることもあって、平日のサラリーマンやOLの皆様方も節約志向が強まりがちと推測される。

 

そもそも28日間しかなく、閏年でも29日間しかなく、それだけでも大きなディスアドバンテージなのである。月末の支払いなど「普段みたいにあと2~3日あればなぁ」と嘆いてしまう、そんな2月である。

 

 

 

節分と並んで2月の風物詩となった「恵方巻き」は、江戸時代から明治時代にかけての、大阪の商人や芸妓による商売繁盛や縁起担ぎの食べ習わしが起源とされている。昭和初期には大阪の寿司店がチラシに掲載したり、戦後にのり業界が宣伝活動をおこなったりすることで、関西を中心に受け継がれてきた。ただし、風習として受け継がれてきたこともあり、キャッチーなネーミングはなかったようである。これを1989年に「恵方巻き」と名づけて売り出し、一気に全国へ広めたのはコンビエンスストアである。

 

まぁ、業界による誘導と言えばそれまでなのだが、宣伝による掘り起こしとも言えるだろう。そんなことは平賀源内が携わった「土用の丑」から既に行われていたのだから、むしろ成功した者勝ちという話である。そして、根付けばいずれ伝統になる。

 

不肖のマツヤ代表・鈴木くらいの、昭和生まれのガチンコ昭和世代だと恵方巻きは未だに違和感がある。子供の頃はそんな風習なかったけどなぁという感覚がまだ拭えない。しかし、コンビニが広めて現在(2025年)で35年以上も経過している。この期間に生まれ育った、生まれた時から恵方巻きはありましたという世代ならばあって当たり前だし、「日本の伝統的な風習なんでしょ」くらいの感覚であろう。世代間のギャップは様々に表出するのである。

 

ちなみに、3月の風物詩である「雛祭り」ともなると1000年以上も前の平安時代中期に中国から伝来しているため、もはや検討の余地すらない、別格の伝統行事となる。時代を超えて長らく続くものが伝統であるならば、今後は新しい風習が根付く度に恵方巻きも本格的な伝統の仲間入りを果たし、その格も上がっていくのかもしれない。

 

 

 

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2024年までXに投稿していたマツヤ代表・鈴木の不定期な”日記”を2025年からはブログで呟くことにしました。

 

あくまでも心の内をボソっと呟くものにつき、敬語は用いず、「です・ます調」の表現も省き、敬称略となりますことをご了承いただきたく存じます。

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