「庶民の言い分」閉店後の不定期日記 250226
お馴染みのコンビニで、お馴染みの光景。
どのコンビニかはお察し……当方Vポインターです。
デザートでも買おうかと陳列棚へ。
いつも買っているプリンのパフェ(330円)と、普段はあまり手にしない(けどいつも気になる)モンブランのプリン(298円)が並んでいる。どちらも庶民の味方!50円のお値引きシール付き。
どうでもいい余談だが、割引きと言いがちな「〇〇円引き」は、厳密には値引き。
本来の割引きは「〇割引き」もしくは「〇〇%OFF」である。
むむむ、気になる。
モンブランのプリンが気になる。
50円値引きはチャ~ンス!
しかし、プリンのパフェの方がボリュームがある。いつも食べているから新鮮味はないのだけどボリュームは大事。たまには普段とは異なる味を楽しもうかなと思っても、両方が50円引きなので迷う。モンブランの方だけに貼ってあったら選ぶかも。価格差たったの32円でも迷ってしまうのが庶民の哀しいところである。
例えば自動車に乗られる方ならおわかりと思うが、ガソリンだって1円の差でガソリンスタンドを選ぶこともあるだろう。一般的なガソリン車の満タン(だいたい50リッターくらい)入れたところで価格差は50円である。たった50円のために遠方のガソリンスタンドまで赴き、その往復で50円程度のガソリンは使ってしまうかもしれないのに1円の差を求めてしまう庶民の性である。
ここまでくると庶民というよりボンビーか。
高度経済成長期からオイルショック、バブル経済から失われた30年、その中にはリーマンショックもあったり…………戦後日本の経済は浮き沈みしながらも伸びてきた。伸ばしてきた。戦後の生き残り世代が自省を込めてモーレツに働いた結果とも言える。
もちろん、そんな時期でも庶民はいたしボンビーもいた。しかし、30年も不況を経験し、ごく一部の富裕層を除けば国民みんなじわじわ貧乏な現代が続いている。
大手企業に限定される課題は残るが、ようやく賃金は上昇の気運を見せた。しかし、手取りは増えない。高齢社会を盾に税金や社会保険料といった負担が増える一方だから。
さすがにそろそろ見直す時期、考え直す時期に来ているのでは?というのが昨今の風潮である。そもそも賃金に関して政府・行政が介入するのは民主主義に反する。自由競争社会なので各企業にお任せするものである。だからこそ政府・行政は歳出の見直しを進めなければならない。家計だって出費が増えればやり繰りに頭を悩ませるのである。国債発行という名の貨幣供給に頼らず、安易に増税と言い出すのではなく、そろそろ無駄な事業、無駄な省庁を整理しなければなるまい。というか、そうしたやり繰りをするという発想を持たねばなるまい。
決められたことを遂行するに長けた役人だからこそ決めるのが苦手でもある。
当然ながら政治の役割ではあるのだが、「これって無駄なのわかりきってるし、そもそも存在自体が無駄なんだよなぁ」と思いながらも”決められたこと”だからと思考停止して従事していることも少なくない。
政治家と官僚・役人が一体となり、あるいは官民が一体となって旧態依然とした現体制を見直す、考え直す時期がとっくに来ていると認識していただきたいところである。
まぁ、利権と既得権益という最大にして最凶の壁を打破しなければならないのだが……。
だって、プリンのパフェとモンブランのプリンの両方買えればいいものを買えないからとあれだけ迷って1つ選んだのにレジの前に置いてあった145円のつぶあん草餅に20円のお値引きシールが貼ってあるのを目にして思わず手に取ってしまうんですよ!庶民だボンビーだと言いながら思わず余計な買い物をしてしまうんですよ!これもまたささやかな楽しみなのだけどもっと気軽にこの程度の買い物はしたいんですよ!
とまぁ、日常の些細なワンシーンから政府・行政にまで半ば強引に膨らませてみた話である。
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2024年までXに投稿していたマツヤ代表・鈴木の不定期な”日記”を2025年からはブログで呟くことにしました。
あくまでも心の内をボソっと呟くものにつき、敬語は用いず、「です・ます調」の表現も省き、敬称略となりますことをご了承いただきたく存じます。
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