「お客様を神様とは言い切れません」閉店後の不定期日記 250114

2025/01/14 ブログ

先日、X(旧Twitter)で以下のような投稿が流れてきた。

 

 

利用されたお客様に対して、店としてお詫びする丁寧な文言である。

これに対し、以下の投稿をした。

 

 

この丁寧な”皮肉”に内包された「こんな阿呆な親がいますよ」を汲み取ったからである。

 

 

 

何でもかんでも他人や周りへ責任転嫁する人は世の中に少なからずいる。

残念ながらいるのである。

 

飲食店を始めとするサービス業でお客様を相手にしている人達は日常的にこんな人とも相対している。だいたいにおいて自覚はなく、普段は自身を棚に上げて「自分だったらこんなことはしない」くらいに思っているかもしれない。そのため反省することも、これを糧に自身を変えることも、おそらくない。

 

ついでに言えば、未だ商売に従事する人を格下に見て、蔑んでいるのかもしれない。これもまた自覚がなかったりするので厄介である。

 

 

 

「お客様は神様です」という言葉は、これを敢えて申せば店側の社交辞令である。

 

 

 

そもそもこの言葉を発した方との本意とも異なる。

「お客様は神様です」について

 

CDを買い、楽曲をダウンロードもしくはストリーミングし、ライブに通い、グッズをしこたま買うような人達をアーティストから見れば確かに”神様”であろう。神様のように見えるお客様は「熱烈なファン」ということであり、誰しもではない。

 

 

 

来店すれば即ち神様だと考えるのは根本的な勘違いである。

 

初めての利用で明らかな落ち度でもないのに難癖つけたりレビューで★1つ付けるような人にまで「神様です」と思うほど店側もお人好しではないのである。

 

 

 

売買においてもサービスを享受するにしても等価交換が大前提であり、本来ならここに上下も優劣もないのだが、受け取る側に対して提供する側が感謝の意を示すため、そのような関係に見えてしまう可能性はある。とりわけ日本では「おもてなし」が行き過ぎると時にそのような関係になってしまう。

 

故に提供する側は媚びるような感謝を過剰に示すのではなく、受け取る側も過剰な大上段に登らないことが肝要であろう。ほどほど互いに感謝し、互いに良好な関係となるべく努めたいものである。

 

 

 

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2024年までXに投稿していたマツヤ代表・鈴木の不定期な”日記”を2025年からはブログで呟くことにしました。

 

あくまでも心の内をボソっと呟くものにつき、敬語は用いず、「です・ます調」の表現も省き、敬称略となりますことをご了承いただきたく存じます。

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【追伸】

皮肉を汲み取ったとか深読みし過ぎじゃないのか?

お客様の方が正しかったのではないのか?

と感じた人がいるかもしれないが、後日談の投稿があったので紹介しておく。

 

 

経緯が描かれたイラストを拝見する限り、だいたい予想通り。

自分の子供が店内で騒いでもまるで関知しない親はホント多い。

これもたぶん自覚なし。

 

 

 

これへの対処法を伝授しよう。

直前に「中へ入ったら静かにしていないとダメだよ」と子供へ一言話してから入店する。これだけでもかなり変わる。入店後に子供の興奮スイッチが入ってからでは手遅れなのである。