閉店後の不定期日記 250107「カキの話」
2024年までXに投稿していたマツヤ代表・鈴木の不定期な”日記”を2025年からはブログで呟くことにしました。
あくまでも心の内をボソっと呟くものにつき、敬語は用いず、「です・ます調」の表現も省き、敬称略となりますことをご了承いただきたく存じます。
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今年も瀬戸内は赤穂のカキフライを提供する季節がやって来た。
そもそも「Rの付く月」すなわち9月(September)から年明け3月(March)までの半年間がカキの季節と言われるが、少なくとも瀬戸内海で陸揚げされるカキについては提供開始時期が年々遅れている。
原因は海水温の上昇である。
カキの生育が遅れるのである。
9月はさすがに身が小さ過ぎて提供は見合わせてきたが、それでも昔は10月から提供できていた。それが11月になり、12月になり、今は年明けの1月からようやく提供となっている。
ただ、食通の方であるほど実は年明け以降のカキをあまり食さない。
冬将軍の到来が本格化する年明け以降はぐっと寒くなり、免疫力が低下して食あたりの心配が増すと考えるからである。確かに健康時よりも風邪を引いている時などは食あたりの可能性が多少なりとも増すのは事実。カキという食材は体調と相談しながら食すものなのである。
しかし、それは生食用の話。
生ガキについて語られる話である。
※こうした理由によって、マツヤでは大人気だった生ガキの提供を現在は控えています。
充分に加熱されたカキフライであれば、よほどの暴食でもしない限り大丈夫。
安心して召し上がっていただきたい。
余談ながら、日本では非難轟々の可能性がある生ガキ大国フランスのエピソード。
”食あたりが怖くて生ガキなど食えるか!”
”お腹を下すのは胃腸内が洗浄されてちょうど良い”
こんな考え方なのだとか……。
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