名古屋に観光地がないって本当?【名所紹介その4】
名古屋名所紹介〈その4〉
こんにちは、広小路キッチンマツヤです。
モノづくりの街として大きな発展を遂げた名古屋には観光地や観光名所が少ないと言われてきました。かく言う名古屋人が今でもそう思っています。かつては全国主要8都市の魅力度ランキングで最下位を、それも2年連続で獲得したこともあります。
▼「名古屋は行きたくない街」2年連続“魅力度”最下位のワケは?市の担当者に聞いてみた
https://www.fnn.jp/articles/-/5540
2018年度の「都市ブランドイメージ調査」ですが、これを最下位獲得の名古屋市が発表したことも当時は話題になりました。この自虐を当然のように受け入れている名古屋人でしたが……そこから数年を経た現在はどうなっているのでしょうか。
▼市区町村魅力度ランキング(地域ブランド調査2021)
https://news.tiiki.jp/articles/4698#
「地域ブランド調査2021」という、1000の市町村を調べた2021年のランキングで名古屋市は25位でした。1000の市町村で25位なら大健闘じゃないですか。ちなみに主要8都市では東京や大阪を抜いて6位になっています。まぁ、前回の調査(19位)から下がっているのが気にはなりますが、東京・大阪を抜いているなら名古屋人は大喜びでしょうw
実は、じんわりと観光人気が増しているんです!
頑張っているんです名古屋!!
そんな、名古屋人も気づいていない名古屋の魅力とは何でしょう。
「じゃらん」のニュース記事を引用しながら紹介して参りましょう。
▼実は名古屋には日本の「NO.1スポット」がいっぱいあるって本当!?
https://www.jalan.net/news/article/331181/
◆東山動植物園
地元民からすると、おそらく名古屋名所紹介〈その2〉で紹介した名古屋市科学館よりも馴染み深く、子供の頃には何度も訪れ、大人になっても時折訪れ、親になったら子供を連れて訪れ、孫ができても一緒に訪れる場所のまさしくNo.1が東山動植物園ではないでしょうか。
ただ、動物園より奥に位置する植物園の認知度というか知名度はあまり高くなく、地元でも「東山動物園」と思わず言ってしまう、植物園を抜かしてしまうのがちょっぴり玉に瑕。昔から高校生以上500円を維持している観覧券で植物園へも行けるのにMOTTAINAI!
是非とも植物園まで巡ってほしいと思います。ちなみに中学生以下は無料です。そりゃ子連れのお母さんがこぞって行くハズだわw
では、ナゼに植物園まで足を伸ばさないことが多く発生してしまうのでしょう。それは「足を伸ばせない」ということでもあります。東山動植物園は広すぎるのです。動物園だけでも一日で観て回り切れないのに植物園まで到達するのは至難だったりします。
広さで言えば、ズーラシア(神奈川)を上回り、東武動物公園(埼玉)には僅差で劣る国内第2位を誇ります。
※写真は東山動物園の公式サイトより
戦前の1937(昭和12)年開園という、とても古い施設です。名古屋人としては古臭いという印象も多少はあるくらいの古さを感じたりもしますが、レトロがブームから定着と言えるほど日常的になってきた昨今においてはアリだったりするかも。
子供の頃から観てきた動物とともに見てきた多くの施設が今も変わらないというのは感慨深いものがあったりもします。
そして、今ではイケメンゴリラのシャバーニ(Wikipediaにページがある有名人!)や独特の吠え方で人気を博すフクロテナガザルのケイジ君にレッサーパンダ、全国に7箇所しかいないコアラといった、全国的な人気者も数多く誕生しました。
そして、コアラ館に燦然と輝くトレードマーク。そのデザインは、あの鳥山明先生です。Dr.スランプにドラボンボール、ドラゴンクエストのデザイン等で世界的にも有名な大御所は愛知県出身にして愛知県在住…………はい、ちゃっかり地元枠でございま~すw
※写真は東山動物園の公式サイトより
現在の名古屋人であれば老若男女問わず誰でも知っている風景。それが、この入口の景色でしょう。子供の頃に見た動物園の風景は、入口から既に始まっているのです。
そんなレトロとはいえ確かに古い部分が散見される東山動植物園では、2020年度から2024年度までの5ヵ年計画による再生プランを遂行中です。
◆名古屋観光グルメにおすすめの書
まっぷる 名古屋 '23(昭文社)
名古屋旅を楽しむ観光ガイドブックの最新版。巻頭別冊付録は、2022年11月1日開業で話題の「ジブリパーク&周辺スポットガイド」で必携の一冊。
るるぶ 名古屋 '23(JTBパブリッシング)
「なごやめし」の名店から、最新の見どころ情報までバッチリ掲載!
電子レジャーチケット「500円クーポン」でお得旅。
ことりっぷ 名古屋(旺文社)
「かわいい名古屋」、「おいしい名古屋」、「たのしい名古屋」の3テーマで名古屋をご紹介。
おとな旅プレミアム 名古屋 第3版(TAC出版)
歴史と文化を掘り下げ、本当に美味しいものに出会う。
上質を極める「おとな」向け旅行ガイド。
大人の名古屋 Vol.58(CCCメディアハウス)
創刊20周年スペシャル企画!
2022年の最新レストランで味わえる大人の名古屋限定!
名古屋の酒場(著:大竹敏之、星雲社)
名古屋の酒場ガイドの決定版!!
おじさんが一人で気兼ねなく呑める店を酒好きなフリーライター大竹敏之が厳選!全80軒すべてを新たに撮り下ろし。老舗酒場から立ち飲み、カルチャー酒場まで、常連になりたい名店が満載。
名古屋の喫茶店 完全版(著:大竹敏之、星雲社)
ナゴヤの喫茶文化はますます面白い。レトロな喫茶、自家焙煎から、最新店まで。老いも若きも魅了する名古屋喫茶を一冊に。一度は訪れたい厳選100軒を掲載。