withコロナ時代の過ごし方

2020/08/27 ブログ

こんにちは、広小路キッチンマツヤ代表の鈴木です。

 

愛知県独自の緊急事態宣言が2020年8月24日(月)をもって解除となりました。7月の4連休が感染のピークだったとの判断もあって8月以降の新規感染者数に減少が見られた結果のようです。といっても生活がスグに変わる訳でもありませんし、そもそも春からずっと続いていることなので、本来なら新たな生活様式が確立されても良いとは思うのですが……お題目だけは唱えられていますが……次の波を迎えないためにもここで本当に新たな生活様式を、具体的に考えていかねばなりません。

 

 

 

withコロナの時代

 

 

 

言われ始めて久しい言葉ですが、コロナとウィズ?何ソレ?という感覚だと思います。言葉だけが独り歩きしているとも言えるでしょう。withコロナの時代とは何なのか、どういった生活を送るのか、それを具体的に示していきたいと思います。

 

 

 

withコロナの時代とは?

 

言葉の意味としての「withコロナ」は『新型コロナウィスルと共にある』ということです。新たなウィスルに変わりないのだけれども他のウィルスと同様に存在する、身の回りにあるウィルスだと認識しようということです。もちろん未知の部分はまだ多くありますから手放しで気を緩める話ではありませんが、過剰に恐れる必要はない、過剰に恐れて、逃げ回っていても仕方がないと考えることにしましょう、恐れないために知識と認識をさらに強化しましょう、ということです。あくまで考え方の話です。

 

テレビでは相変わらず毎日の新規感染者数が報道されていますが、春頃の、いわゆる第一波の時期にいち早く感染拡大を抑え込んでいた中国では症状の出ていない感染者をカウントしなくなりました。

 

当時は「なんでかな?」と首をかしげていましたが、今の日本に照らし合わせてみると、その意図は分かります。その良し悪しは分かりませんが、その意図することは分かります。軽症・無症状の感染者においては、その人達に重症化の可能性が無い、もしくは低いのであれば、そこからのさらなる感染拡大を防ぐことが肝要なのであって、軽症・無症状(主に若者ですね)の感染自体は医療的対処のメインではないと判断したのだと推測します。

 

正直なところ、繊細なメンタルの日本では難しい考え方かもしれませんが、それくらいの考えを持つことがwithコロナの時代なのだと思います。

 

現在の日本において〈軽症・無症状〉と〈中等・重症〉とで感染者の扱いを変えているのもそういうことです。軽症・無症状の感染者まで入院させる必要はないので、かといって自宅で自主的に完全隔離できるかというとそれも難しいので宿泊施設などを活用して対処している訳です(そうした施設が間に合っていないなどの理由で自宅での経過観察となっている実情もあります)。

 

「そんなんでいいの?」という不安も感じるところですが、どこであろうと感染した人が自ら隔離的生活を送って、さらなる拡大を防ぐことで「それでいい」と考えるのがwithコロナの時代なのでしょう。ですから、感染しないに越したことはないのですが、感染してしまった、幸いにも軽症・無症状だった、といった場合には、他の誰かに感染させない対処を全力で行わなければなりません。そのための知識と認識を自覚しなくてはいけません。

 

 

 

1.withコロナ時代の「感染しない」対策

 

 

 

手洗い・消毒

 

まずは接触感染への対策です。これまで通りではありますが、意識を一段階高めましょう。例えば飲食店などでは店舗スタッフからの「消毒お願いしま~す」といった声掛けに応じて消毒している人が大半かと思いますが、これを自ら積極的に行う意識に、置いていなかったら「消毒液ありませんか?」と聞いちゃうくらいに意識を高めましょう。

 

どんな施設でも人が触れる場所を消毒する活動が続いています。しかし、誰がどこに触れるのか分かりませんし、想定外な場所を触れることもあるでしょう。そもそも施設や設備を消毒するには限界があるのです。そのため、どこに触れたとしてもスグに 手洗い・消毒 することでウィルスを体内へ取り込まない水際対策の方が重要です。体内へ取り込むのは「手から」です。自分の 目・鼻・口 へ手をもっていくことで体内へとウィルスが移動してしまいますから、その手を常に綺麗にしておく、いつでもどこでも綺麗にしておく意識が大事です。

 

こうした小型のスプレー容器にアルコール消毒液または石鹸水などを入れて持ち歩くと、いつでもどこでも手洗い消毒ができます。容器は100円ショップでも販売していますよ。

 

 

 

人との距離をとる

 

続いては飛沫対策です。飛んでくる飛沫を避ける対策であります。これはもう人との距離をとるしかありません。マスクは飛沫を避けるためのアイテムではありません。きちんと距離をとる。人との対面を極力避ける。この基本を誰もが遂行していく必要があります。誰もが、です。

 

これと並行して重要なのが換気です。まずは飛沫が避けられる距離を確保したうえで、少しでも換気の良い場所を選ぶということですね。最高の理想は屋外ですが、屋内でも空間の大きな場所を優先して選びましょう。ショッピングセンターなどの屋根の高い施設はそれだけ空気も多いのでエアコンや換気扇、あるいは人の流れによって動く空気が多くなります。空気が多いとウィルスの濃度が下がります。人が多過ぎては本末転倒ですが、それでも小さな場所や換気の行き届いていない場所より安全度は高いと言えます。

 

 

 

2.withコロナ時代の「感染させない」対策

 

 

 

マスクの着用

 

マスクの出番はここです。マスクは自分の飛沫を相手へ飛ばさないためのアイテムですから。「え、自分は感染していないから不要なんじゃ……」といった考えはNG。withコロナの時代は「自分は感染しているかもしれない」といった意識がより一層必要だからです。自分の周りに、すぐそばに、感染している人がいるかもしれない、もしくは自分が感染しているかもしれないといった意識を全体で共有することがwithコロナの時代だと考えます。

 

自分も含めて周りはみんな感染しているから怖がっても仕方がない → むしろ怖がらずに対策をきちんと施す → きちんと対策するから怖くない!

 

これによって、ちゃんと対策さえすればコロナなんて怖くないんだ、といった考え方を醸成しなくてはならないと思います。「コロナと共にある=withコロナ」とはそういうことだと思います。

 

 

 

人との距離をとる

 

ソーシャルディスタンスは 感染しない・感染させない の両方に通用する対策です。飛んでくる飛沫を避けるとともに、自分も飛沫を相手まで飛ばさない。言うまでもないことですよね。同じく換気の良い場所にいることで自分が蔓延させてしまうかもしれないウィルスを相手へ届く前に追いやってしまうことが可能となります。

 

 

 

これまでと何ら変わりない感染対策……これらは約100年前のスペイン風邪の時と大差ない対策です……をより多くの人が、極論すれば全ての人が、知識として、認識として、きちんと自覚して、忘れてましたではなく、世間に反発して実行しないとかでもなく、忘れずに常日頃から、愚直に実行することで、感染の拡大は抑えられるのです。

 

そもそも感染するのは仕方がないことです。withコロナの時代は身の回りにウィルスが当たり前のように存在すると考える時代ですから感染するのも当たり前くらいの考えが必要です。なので、感染した人を差別することがあってはなりません。明日は我が身と寛容でなくてはなりません。他の病気に罹っても誰も非難しないのにコロナだけ特別扱いするのはおかしいと思いませんか?これを「確かにおかしい」と考えることができれば、それはもうwithコロナ時代の入口にいると思って良いでしょう。

 

以前とは違う考え方でコロナと接する、コロナと共に過ごしていく…………withコロナの時代を早く認識して、対策さえきちんと施せば外食したって大丈夫だし、映画館だって大丈夫だし、旅行だって全然大丈夫!といった意識の変容が求められています。

 

 

 

少なくとも、withコロナ時代の過ごし方は STAY HOME ではないでしょう。

 

 

 

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