濃厚なバニラアイスの基礎知識

2019/05/17 ブログ

こんにちは、広小路キッチンマツヤです。

 

以前の記事でマツヤの新メニュー(概要)をご紹介しましたが、その中でも特にピックアップしたいデザートを今回は推したいと思います。

 

 

 

その前に、まずはアイスクリームについての基礎知識。

 

アイスクリームには4つの分類があります。アイスクリーム・アイスミルク・ラクトアイス・氷菓 の4つ。それぞれに定義があります。

 

 

 

・アイスクリーム:乳固形分15.0%以上 うち乳脂肪分8.0%以上

・アイスミルク :乳固形分10.0%以上 うち乳脂肪分3.0%以上

・ラクトアイス :乳固形分3.0%以上

・氷菓     :上記以外

 

 

 

乳固形分と乳脂肪分が最も多く含まれている「アイスクリーム」は最近人気のプレミアムアイスが該当するでしょう。

 

乳固形分と乳脂肪分がアイスクリームに比べて少ない「アイスミルク」ですが、牛乳と同じくらいの乳成分を含んでいます(植物油脂が使われることもあります)。

 

乳固形分がさらに下がると「ラクトアイス」に分類されます。「氷菓」になると、アイスキャンディーやかき氷が該当しますから、乳固形分はほとんどありません。

 

 

 

実際は ↑ の写真のように表示されていることが多いです。

 

 

 

……あれ、乳固形分ってどこにも書いてないよ~?

 

 

 

はい、実際は 無脂乳固形分 という表記になっていることが多いです。

 

これは乳固形分から乳脂肪分を差し引いた部分のことでして、裏を返せば無脂乳固形分と乳脂肪分を足した数値が乳固形分ということになります。

 

 

 

乳固形分 = 無脂乳固形分 + 乳脂肪分

 

 

 

つまり、写真の場合だと無脂乳固形分(10.0%)+乳脂肪分(18.0%)= 28.0% が乳固形分となります。

 

そして、この写真のアイスクリームがマツヤに新登場した特選バニラミルクアイスクリームなのであります。

 

 

 

ここでもう一度アイスクリームの定義と照らし合わせてみましょう。

 

 

 

・アイスクリーム        :乳固形分15.0%以上 うち乳脂肪分8.0%以上

◆特選バニラミルクアイスクリーム:乳固形分28.0% うち乳脂肪分18.0%

 

 

 

基準に対して乳固形分が約1.87倍、乳脂肪分に至ってはなんと2.25倍という、まさに特選で濃厚なアイスクリームであることが分かります。

 

余談ながら、ここだけの話ですが……乳脂肪分18.0%というのは、あのハーゲンダッツ(15.0%)よりも濃厚なのであります。

 

 

 

製造しているのは、愛知を地元として、地産地消にこだわった製品などを製造する乳製品メーカー「中央製乳」(豊橋市)。

 

スーパーなどで赤いパッケージの「中央牛乳」や「どうまい牛乳」などを見かけた方もおられるかもしれませんが、アイスクリームは1959(昭和34)年から製造しており、その4年前に製造を開始したヨーグルトと合わせて60年以上の歴史を誇ります。会社自体は創業80年を越す老舗企業です。

 

そんな中央製乳の確かな技術に裏打ちされた 特選バニラミルクアイスクリーム を一度お試しいただきたいと願っております。

 

まさにバニラミルク!といった濃厚な味わいにビックリすること間違いなしです。

 

 

 

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